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5月24日(土)第4回ACPに求められる対話の在り方セミナーをズームで開きました。
   講師は福島県の総合南東北病院 外科医 佐藤 直先生
テーマは『医療者×市民 ~どんなやり取りが望ましいのか?~』
CSTというコミュニケーション技術研修会などACPを向上させる動きや今後の課題も、佐藤先生の講義の中から分かりました。
 意見交換の入口は・・・提示された症例で医師が使った”終活”や”楽しんで下さい”という言葉でした。今回参加されていた「がん体験者」や遺族から出てきたのは、医師が励まそうとして使っているのは分かるが、同じ言葉であっても受け取り方が違うという意見。
 『そういえば、たとえ厳しい状態であっても、人としての思いを込めた医師の言葉は特別なものだった』・・・御自身の体験からの意見も聞かれましたが、この言葉が意見交換の場で出されたのは、講師の佐藤先生と参加者が一緒に作っていった温かな空気感があったからだと思います。
 4回に渡って考えてきた対話の在り方で見えてきたもの・・・
医療先導型のACPも道を間違えると聞き取りになってしまう。
 それに向き合う時、共に人として考える姿勢が医療者にも市民側にも必要なのだろうと感じました。
佐藤先生、参加して頂いた皆さま、ありがとうございました。
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