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2月10日(土)がん患者と並走する心得セミナー後期第3回を開きました。(基本ズーム開催)
『標準治療が難しくなった時 ~折り合いはどこか?~』
講師:かえでホームケアクリニック院長 熊野晶文先生
様々な薬の登場で薬物療法の選択肢が広がっている医療、また今の薬で治らなくても、一年後に登場する薬が効くかもしれないという可能性もあり、やめ時の決定はなかなか難しいという現実を学ぶ所からスタート。そして折り合いは何で判断するのか?、ACPは誰のためのものなのか? ACPの問題点も取り上げられました。
 意見交換会では、①抗がん剤を再開しなければ、もう少し穏やかな時間を過ごせたのかも・・と医療者が思った高齢者のケース➁本人が治療を拒否している時、家族にとって悔いのない並走とは何なのか? 深く考え、各自が言葉にする時間となりました。
 正解はなくとも、こうして色んな立場の人達が一緒になって真正面から向き合う時間がとても意義深い・・そう感じた2時間。
講演して下さった熊野先生、参加者の皆様ありがとうございました
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