- 理事長の宮本直治です。3月18日(土)がん患者と並走する心得セミナー後期第六回を開きました(全オンライン)
◆講演:
①並走の中でみえるもの
ヴォーリズ記念病院 ホスピス医 細井順氏
②そばにいるということ
尾川悦子氏 遺族 (在宅看取り経験者)
◆細井先生:ホスピス緩和ケアの第一目標から話が進みましたが、『この人は亡くなっていく人、私は残る人という区別をせず、出来なさが分かっていても患者さんの傍にいること』・・・その大切さを教えて下さいました。そして旅立たれた患者さんの一言一言が自分の生きる力となっている事も話して下さいました
◆尾川さん:昨年亡くなられたご主人。コロナで入院していたものの自宅に戻りたいという希望を知り、在宅を決断。それまで互いに好きな事をしていた夫婦が「在宅の時間はいつの間にか一体化していたと感じていた」と、当時を振り返って話されました。
またご主人が亡くなった事で、一年前に並走セミナーに参加することになり、そこで知り合った人達と過ごす時間がとても貴重で、様々な言葉を聞き、安心して思いを言葉に出来る場・・・なによりの御縁であったと笑顔で話されました。
『姿は見えずとも、あの人は私のそばにいる』
私がオフィス宮本として開いて「元町人生アカデミー」で彼女が綴った川柳がスライドの背景にもなっていましたが、それは、尾川さんそのもの・・・でした。
細井先生、尾川さん、参加して下さった皆様、ありがとうございました。 これで2022年度がん患者と並走する心得セミナー全12回が全て終了しました。来年度も企画いたします。
今後とも どうぞよろしくお願いします。